きっかけ、の、きっかけ
私たち家族が自分たちの家を建築家さんに頼んで建てよう!と意気込んだのは、いつからだったか。
…というより、私ははるか昔から思い描いていました。
さかのぼること20年以上、幼少時代、好きな絵本はいつも「家」がでてきていました。
木の上のおうちだったり、洞窟の中のおうちだったり、とにかくおうちの様子が描かれているお話が大好きでした。
今思えば、もうその頃から「家」というものに特別な想いがあったのかもしれません。
小学校のころ、実家を新築する為の打ち合わせには(実家はハウスメーカーですが)常に参加させてもらってたし、建築現場にも毎週の様に父と見に行っていました。
中学生のころ、一番好きな番組は既に「渡辺篤史の建物探訪」。このころ、インテリアの雑誌も増えてきて、少ないおこづかいで「ZAKKA BOOK」とか買っていたっけ。
高校生のころ、進路の話ではぶれることなく、インテリアが学べるところ。結局、私の学力が足りなくて国公立の大学は落ち、京都の私立の短大でインテリアとアパレルを学ぶことに。
短大時代の勉強は、とっても楽しかったなぁ。テスト勉強すら、楽しかった。インテリアと建築の科目はね。
こうなれば、就職もその道に…となるんでしょうが、時は超がつく氷河期。
それでも根性のある人は好きな仕事を!と頑張るんでしょうが、結局は生活水準を下げてまで働けないな~と
とりあえずは地元帰って就職してお金貯めてから好きなことやろうと、地元で普通に就職しました。
要は、私のもともとのセンスと根性が至らなかったということなんですが。
そして、結婚して横浜に住んで、はじめにしたことは、土地の相場を調べること。それはもう、びっくりするくらい高い土地。
一時はせっかく都会に出てきたんだし、バイトでインテリアショップとか雑貨屋さんで働こうも考えましたが、これはもう、もっとちゃんと働いて、家を建てるためのお金を貯めよう!とまたまた堅実なほうへ。
この時点で、私の夢は、インテリアコーディネーターとかいう類はいっさい諦め、それなら、
「これまでの想いは全部自分の家に託そう!」
と心に決めたのでした。
この記事へのコメントはありません。